無事にシステムエンジニアになったら次に気になってくるのは、今後のキャリアパスでしょう。システムエンジニアのキャリアパスとしては様々な種類が考えられます。キャリアパスの方向性としては、「スペシャリスト」「ゼネラリスト」「マネジメント」というように大きく3つに分類できます。
「スペシャリスト」は特定の分野に特化した知識や経験を有した人材を指します。転職やキャリアアップの際には、その専門性が高く買われるでしょう。スペシャリストとしてのキャリアパスの一例として、セキュリティエンジニアが挙げられます。セキュリティシステムの運用を担うセキュリティエンジニアは、昨今のセキュリティ意識の高まりから非常に受容のある職種です。求められる知識やスキルは、セキュリティシステムやインフラセキュリティに関する知識や、セキュリティに関する法令の知識、セキュリティプログラミングのスキルなどがあります。役に立つ資格は、情報処理安全確保支援士などです。
「ゼネラリスト」は異なる職種や言語に精通しており、一人で様々な事案に対応できるオールラウンダーな人材です。AIやIOTに関するエンジニアとして活躍するキャリアパスがあります。対応する言語を自在に使い分ける必要もあり、プログラミングの知識だけでなく人工知能やハードウェア・ソフトウェアに関する知識など広範な知識とスキルを有していることを求められる職種です。
「マネジメント」は様々なプロジェクトを束ねることのできる人材です。マネジメントのキャリアパスの流れとしては、プロジェクトリーダーからプロジェクトマネージャーを経て、ITコンサルタントといったものが考えられます。ITストラテジストなどの資格を持っているとよいでしょう。